AutoCADLTのトラブルやっと脱出したうぇーね!
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- かたもんくんの作図方法…基本編
- モデルで作図、レイアウトのペーパー空間で印刷を基本にして記述してあります。
- モデルで図枠も含め全て作図します。(レイアウトで図枠設置した方が便利な時も多々あります)
- モデルでは原寸で作図し、単位は[o単位]または[m単位]です。
- CADダウンロードコーナーの作図はA1サイズを基本とし、印刷はA1とA3です。A3ではページ設定の印刷尺度は1:2に設定してあります。
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■寸法
「かたもんくん」HP上の「CAD製図基準」内で作成してある寸法スタイルを使用し説明します |
□「作図尺度=1:1(原寸)、印刷時ビューポート尺度=1:1」の寸法スタイルを作成する←基本です。
- 方法
- 形式→寸法スタイル管理→新規作成(最初は「Standard」しかない)→「新しいスタイル名」を記入(今回は[H2.5-S1.0-F1.0])
- 寸法線タブ:「寸法線」で色、線種、線の太さは「ByBlock」のままにする。「寸法補助線」で色、線種、線の太さは「ByBlock」のままにし、補助線延長長さと起点からのオフセットは任意に設定する。。
- シンボルと矢印タブ:「矢印」を任意に選択し、矢印のサイズも任意に設定する。
- 寸法値タブ:『寸法値の表示』で「CAD製図基準」に準じて予め作成しておいた文字スタイル(今回は)「MSゴシック」を選択、文字の色は「ByBlock」のまま、『文字の高さ』は「CAD製図基準」に準じた(今回は)「2.5」に設定。
「寸法値の配置」で垂直方向は「上」、水平方向は「中心」、寸法値からのオフセットは任意に設定する。
「寸法値の位置合わせ」で「寸法値の傾きに合わせる」を選択。
- フィットタブ:「フィットオプション」で「最適フィット」を選択、『寸法図形の尺度』で全体の尺度を「1」に設定。
- 基本単位タブ:「長さ寸法」で単位形式は「十進表記」、『精度』は必要な単位を選択「0.0」(今回は小数点1位)、接頭・接後表記はなし、『計測尺度』は「1」を設定→OK。
- コメント
- 『ByBlock』にしておくのは、作図する上でレイヤの色を反映してくれるからです。
- CAD製図基準」に準じた文字の高さに応じて『文字の高さ』を設定します。
□「作図尺度=1:1(原寸)、印刷時ビューポート尺度=1:1000」の寸法スタイルを作成する
- 方法
- 寸法スタイル[H2.5-S1.0-F1.0]を元に作成します。
形式→寸法スタイル管理→新規作成(開始元は「H2.5-S1.0-F1.0」)→「新しいスタイル名」を記入(今回は[H2.5-S1.0-F1000])→続ける。
- フィットタブ:『寸法図形の尺度』で全体の尺度を「1000」に設定→OK。
- コメント
- 添付図はビューポート尺度=1:2の寸法スタイルの例
□「作図尺度=1:1(原寸で[o単位])、ビューポート尺度=1:1、計測尺度=[m単位]」の寸法スタイルを作成する。([o単位]で描いて[m単位]で計測)
- 方法
- 寸法スタイル[H2.5-S1.0-F1.0]を元に作成します。
形式→寸法スタイル管理→新規作成(開始元は「H2.5-S1.0-F1.0」)→「新しいスタイル名」を記入(今回は[H2.5-S0.001-F1.0])→続ける。
- 基本単位タブ:『精度』は必要な単位を選択「0.000」今回は小数点3位):『計測尺度』は「0.001」を設定→OK。
- コメント
- こんな感じです。
□応用編:「作図尺度=1:1(原寸で[o単位])、ビューポート尺度=1:500、計測尺度=[m単位]」の寸法スタイルを作成する
- 方法
- 寸法スタイル[H2.5-S1.0-F1.0]を元に作成します。
形式→寸法スタイル管理→新規作成(開始元は「H2.5-S1.0-F1.0」)→「新しいスタイル名」を記入(今回は[H2.5-S0.001-F500])→続ける。
- フィット:『寸法図形の尺度』で全体の尺度を「500」に設定
- 基本単位:『精度』は必要な単位を選択「0.000」今回は小数点3位):『計測尺度』は「0.001」を設定→OK
- コメント
- 図面の大きさや尺度が変わっても、同じ大きさの寸法を作成することができます。
□寸法値に文字を加えたい
- 方法
- オブジェクトプロパティ管理→文字→「寸法値上書き」で上書きする(寸法値は<>内に出力される)。
- オブジェクトプロパティ管理→基本単位→「寸法値の接頭表記」で記入する。
- オブジェクトプロパティ管理→基本単位→「寸法値の接頭表記」+「寸法値の接尾表記」で記入する。
- コメント
- 接頭表記、接尾表記はプロパティコピーで簡単に内容をコピぺできます。
□寸法値に2段書きの文字を加えたい、2段書きにしたい
- 方法
- オブジェクトプロパティ管理→基本単位→「寸法値の接頭表記」+「\X」+「寸法値の接尾表記」で2段記入する。
- オブジェクトプロパティ管理→基本単位→「寸法値の接頭表記」+「\P」+「寸法値の接尾表記」で2段記入する。
- コメント
- 「寸法値上書き」で記号を記入しても2段書きにすることができます。
- 記号を組み合わせれば3段書きにすることもできます。
□LTで引出線の上に自動的にマルチテキストを配置したい
- 方法
- コマンドラインに「leader」→「Enter」で対応できます。
- コメント
- LTの機能でマルチテキストを連続して記入しようとすると、上図の上段のような形でしかできません(そんな気がします)。
- コマンドを直接手入力により打ち込みます。
- 『かたもん』は引出線の上に文字を配置しています。そっちのほうが簡単なものですから(--;)。
□2本の線分間の外回りの角度を測定したい
- 方法
- 通常内回りの角度寸法を記入するには、角度寸法記入を選択後→@1本目の線分をクリック→A2本目の線分をクリックする→OK
- 外回りの角度寸法を記入するには、角度寸法記入を選択後→「Enter」→@頂点をクリック→A1本目の線分をクリック→B2本目の線分をクリックする→OK
- コメント
- かたもんくんは何年もこの簡単なことができませんでした(--;)。
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■ブロック |
□ブロックのチョー簡単な作成方法
- 方法
- ブロックにしたいオブジェクトをコピーする。
- 右クリックで「ブロックとして貼り付け」により貼り付ける。
- コピーするときに「基点コピー」すると、その基点がブロックの基点になる。
- コメント
- ブロックを作成し「ブロックとして使用する場合」には、画層は0+色はByBlock及びByLayerで作成する。
- 挿入した場合にはその時のレイヤと色が反映されます。
□ブロックを利用し縦と横の尺度の違う図面を描く
- 方法
- 目的のオブジェクトをコピーする
- 右クリックで「ブロックとして貼り付け」により貼り付ける…これで「ブロック」が作成されました。
- 挿入→ブロック→ブロック挿入画面の尺度→今回は「X軸」で2倍の尺度にしました→OK
- コメント
- 文字や寸法が入っている場合は、文字や寸法もその尺度になるので、そのブロックを分解し個々に修正してください。
- 原寸で図面を描いてから、縦と横の尺度を調整できるので便利です。
- ダイナミックブロックは使用すると大変便利だけど、かたもんくんはまだマスターしていません(;´_`;)。マスターしたら様々な土木構造物を作ってみたいと思います。
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■ハッチング |
□境界定義エラーによりハッチングされない
- 原因と思われるもの
- オブジェクトが連続されていない(小さなすき間が空いている)。
- 交差している箇所がたくさんある。
- 形が複雑だ。
- 対策
- ハッチングしたい箇所を線分やポリラインにより小分けする→ハッチング。この方法はヘルプ等に記載されている方法ですが、ハッチングが細切れになり結構大変です。
- @対象のオブジェクト→Aハッチングしたいオブジェクトの外側の線をポリライン化する(ポリライン化し閉じる)またはポリラインでトレースし閉じる→Bハッチング(追加オブジェクトを選択)。
- @対象のオブジェクト→ハッチングにじゃまなオブジェクトを他のレイヤに変え、非表示にする→Aハッチング→B非表示のレイヤを表示する([追加点をクリック]、[追加オブジェクトを選択]のどちらでもOK)。
- 下はポリラインで作図し閉じた2つの図の例です。上の場合は下の四角のオブジェクトはハッチできませんでした、下の場合はオブジェクトを少し離してみたらハッチできました。どちらも閉じたポリラインで描いていますがハッチできない原因はいろいろな要素があると思うので、対策もいろいろあると思います。
- コメント
- どれを選ぶかはあなたの自由です。
- 複雑な図面ほどハッチングが面倒になってきます。
- ポリライン化する場合、すき間があったり接点部分が交差していたりすると、なかなか結合できない場合もありますが、その箇所をズームにより拡大して修正します。
- ポリラインの連続によりトレースする場合は、後からズームで見ると折れ点が元のポイントから微妙にずれている場合がよくありますが、ハッチングは一発で出来るので確実です。
- [追加オブジェクトを選択]の場合、少々のすき間はカバーしてくれる場合があります。
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