AutoCADLTのトラブルやっと脱出したうぇーね!
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- 『かたもん』の作図方法…基本編
- モデルで作図、レイアウト画面のペーパー空間で印刷を基本にしています。
- モデルで図枠も含め全て作図します。(レイアウトで図枠を設置した方が便利な場合も沢山ありますが)
- モデルでは原寸で作図し、単位は[o単位]または[m単位]です。
- 作図はA1サイズを基本とし、印刷はA1とA3です。A3ではページ設定の印刷尺度は1:2に設定してあります。
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■グループ化とグループが解除できないエラー発生 |
□グループ化と解除
- 右クリック
- 目的のオブジェクトを選択し、右クリックで「グループを作成」をクリックする。
- グループ化されたオブジェクトを選択し右クリックで「グループを解除」をクリックする。
- メニューバー
- メニューバー→ツール→「グループを作成」、「グループを解除」でもOKです。
□グループが解除できないエラー発生
- 方法
- まれにファイルを開くとグループ化されていて、さらにグループの解除が出来なくなっているある場合があります。
- ツールバーの位置に右クリック後『グループ』にチェックを入れグループツールバーを出す。
- 解除出来ないグループを選択し、グループツールバーの「グループを解除」をクリックで解除出来ます。
右クリックで解除出来なくてツールバー実行したときに解除出来る理由は分かりませんが、それで解除できるようになったことがありました。
- コメント
- いろんなやり方でやってみようということでした。
- それでも解除できないときには、ファイルのエラーのチェックと削除、名前削除で余分なものを消してから再チャレンジ。
- それでも解除できないときには、「荒技」のまとめてコピーし新規図面に貼付て編集してみてはどうですか。
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■ページ設定 |
□レイアウト画面でページ設定
- 新規でレイアウト画面にページ設定をする場合の方法の1つ…やんばんくんは、あくまでレイアウト画面での印刷を基本としています
- ファイル→ページ設定→修正
- ページ設定画面で赤枠で囲った箇所だけチェックし修正します。
- @プリンタを選択(プリンタの用紙サイズで「A1」等の設定がない場合は「なし」)
- A用紙サイズを選択(CAD製図基準(案)等は「A1」用の用紙サイズも必要)
- Bレイアウト・窓・表示画面のなかから選択(やんばんくんはレイアウトにしています)
- C印刷スタイルを選択 「yanbankun_mono.ctb」とか
- D縦・横を選択
- Eこのレイアウトの名前を後から作成します。(次の「タブで右クリック」参照)
- 尺度を選択(1:1に設定しておいて、尺度はビューポートでした方が編集しやすいと思います)
- タブで右クリック
- ページ設定したいレイアウトタブの上で右クリック
- ページ設定・新規作成・名前変更・移動またはコピー等ここで結構編集できます。
- コメント
- ページ設定→ビューポート作成(修正)→印刷 このパターンさえ理解すれば「AutoCADLTは半分解決した」ようなもんです。
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■ビューポート |
□ビューポート作成前の準備
- 方法
- ビューポートを作成する前に、ページ設定をしておいた方が便利です。
- レイアウト画面を初めて開くか、レイアウトを追加で新規作成した場合には自動的にビューポートが作成されています。
- でも、ページ設定したペーパー空間のサイズと違うことが普通なのでビューポートのサイズを修正するか、削除して作成しなおすかの作業が発生します。
- お奨め@は、自動的にビューポートが作成されないようにする。
- お奨めAツールバーに「ビューポート」ツールバーを出しておく。
(黄枠内が単一ビューポート)
- 出し方は「ツールバーの設定」…「ツールバーを自分の描きやすい形に修正する。」で書いてあります。
- ちなみに『かたもん』は右上ツールバーに常に固定してあります。(尺度の設定にも便利ですから)
□ビューポート作成
- 方法
- レイアウト画面で右上(『かたもん』の場合)のビューポートツールバーの黄枠で囲った「単一ビューポート」をクリック。
- ペーパー上に必要な大きさのビューポートを作成。
- 作成は長方形の作成方法と同じです。(やんばんくんの場合は右上から左下クリック)。
- ただしこの状態ではモデル空間の全ての図の範囲が枠内に「全て表示」されます。
- ビューポートの尺度を変更しなければなりません。
□ビューポートの尺度を設定
- 方法
- ビューポート枠をクリック(またはビューポート内をダブルクリックしモデル空間にする)するとビューポートツールバーの窓に尺度が表示されます。
- その状態で窓枠内に直接尺度を打ち込むか(少数、分数どちらでもOK)下向きの矢印をクリックしてその中から尺度を選ぶ。
- ビューポート内モデル空間の状態でリアルタイム画面移動や尺度変更を繰り返し、ぴったりの図面を作成します。
- リアルタイム画面移動はショートカットキー(p→Enter)でokです。
□ビューポートを作成したのにモデルで書いた図面が見えないトラブル
- 原因
- モデルであまりにも広範囲に散らばって描きすぎたために、描いた図が小さくなりすぎて見えない(広範囲過ぎるため)。
- 作図作業している内に、とんでもない遠い場所にオブジェクトが存在する(広範囲過ぎるため)。
- 見えない(内容のない)文字や長さのない線分等が遠いところに存在する(広範囲過ぎるため)。
- 座標寸法を記入している場合にその起点[0,0]の座標箇所も図面に含まれるため。(広範囲過ぎるため)。
- 対処方法
- 再度作業しているモデルに戻り、○なり□なり大きな印を付け、レイアウト画面のモデル空間でその印のある箇所をアップする。
- モデルで 表示→ズーム→オブジェクト範囲を選択する。
- 作図された範囲が全て表示されるので [Ctrl]+[A] と押すと全ての作図オブジェクトがハイライトで表示される。
- 場所がわかれば余分なオブジェクトのみ選択して削除する。(余分なオブジェクトを消すを参照)。
- たまにあることです。
□ビューポートをロックして図面の位置や尺度を絶対にずれないようにする
- 方法
- 修正→オブジェクトプロパティ管理
- その他→「ビューをロック」
- はい・いいえで「はい」を選択
- ok…これでロックされました。
□ビューポートを見えなくする
- 方法
- ビューポート用のレイヤを「画層プロパティ管理」で新規作成する(例:VIEW)。
- 「画層プロパティ管理」で、そのレイヤの「印刷」タブをチェックし印刷しないようにする。
- 「表示」または「フリーズ」にチェックすると見えなくなります。
- または、ビューポート用のレイヤを「Defpoints」にする。そうすると印刷されません(『かたもん』はこの方法もよくします)。
□ビューポート毎にレイヤ表示を変えたい
- 方法
- レイアウト画面で表示を変えたいビューポートをクリック(ダブルクリック)。
- ペーパーからモデル空間に変わる。
- 形式→画層管理→画層プロパティ管理画面の表示。
- 「現在のビューポートでフリーズ」で見えなくしたいレイヤを選択
- ok
□ビューポート毎に画面の角度を回転を変更したい(UCS)
- 方法
- レイアウト画面で表示を変えたいビューポートをクリック(ダブルクリック。
- ペーパーからモデル空間に変わる。
- ツール→UCS→Z軸回転。
- 45(45°回転したい時にコマンドラインに書き込む)→Enter
- 回転はこれでOKだが画面は回転していないので次の作業が必要です。
- 表示→3Dビュー→プランビュー→「現在のUCS」選択
- ok
- 元に戻したいとき
- 表示→3Dビュー→プランビュー→「WCS」選択
- ok
□AutoCADLTで矩形(四角)以外のビューポートを作りたい
- 方法
- AutoCADLTでは四角いビューポートしか作れない機能になっています。
- ですが、どうしても四角以外のビューポートをしたい時には、AutoCADを購入するか、どこかのAutoCADで作成してもらうしかないと思ってました。(最新バージョンではどうなっているかわかりませんので)
- でも、なんとかする方法を考えました。
- ファイル→新規作成
- テンプレートを選択画面の表示
- 今回は「ISO A3 -Color Dependent Plot Styles.dwt」を選択
- そうするとレイアウト画面が表れます。
- そこには、タイトルを囲んだ形のビューポートがあります。これを使います。
- このままこの図面ファイルのモデル空間に書き込んでも良いですし、このビューポートをコピぺして使用しても大丈夫です。
- 自分の好きな形に編集して使えます。
- 矩形以外のこのビューポートは「オブジェクトプロパティ管理」画面で見ると、ビューポートとポリラインでできてます。
- 2つを引き離そうとしても、どうしても離れず1体でした…中がとてもいいのです。
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■印刷 |
□CAD製図基準、CAD図面作成要領(案)に則った色を利用した印刷スタイル
- 「yanbankun_mono.ctb」(白黒)
- ハッチング以外の色は全て黒色で出力されます。
- 線の太さは 「0.13:0.25:0.5」 の組み合わせでほとんどの線は 0.13mm で印刷されます。
- そのため A3版 で出力しても見やすくなると思います(インクジェットでもOK)。
- 枠線の色は0.5mmで設定しています。
- ハッチングで 9番 の色は濃淡を調整してあるので、他のオブジェクトと重なっても透けて見えます。
- CAD製図基準、CAD図面作成要領(案)に則った色以外の線の太さは気にしないでください。
- 「yanbankun_coler.ctb」(カラー)
- 全ての色がそのままの色で出力されます。
- その他は、上記「yanbankun_mono.ctb」(白黒)と同等です。
- 保存方法
- 右クリック「対象をファイルに保存」を選択
- 自分のPCのデスクトップ等にダウンロードして保存
- 保存した.ctbファイルを右クリック「コピー」
- AutoCADLTを起動
- ファイル→印刷スタイル管理→画面上で右クリック「貼り付け」
- 画面上に追加されたことを確認
- 使用方法(例)
- 印刷するためのレイアウト画面(ペーパー空間)でファイル→ページ設定→修正
- ページ設定の画面が出てきたら
- 印刷スタイルテーブル(ペン割り当て)の窓で「yanbankun_mono.ctb」を選択→OK
- コメント
- これでいつでも見やすい図面の印刷ができます。(手前勝手ですが(--;))
- 『かたもん』はほとんど白黒で印刷しています。
- AutoCADLTでは通常「色従属印刷スタイル」で図面の内容を管理しています。そのことと印刷時に色の付いたまま印刷するのとは意味が違うのです。
- 必要に応じて色付きで印刷すればいいと思います。
- 黒だとインクの管理も少し楽ですし。
□JPG,TIF,GIFファイルとして出力したい
- JPGファイルの出力方法
- コマンドラインに「jpgout」と入力→「Enter」
- ラスターファイルを作成の画面が立ち上がります。
- 保存先を選択し「保存」します。
- LTの画面に戻ったときに画面上に小さい四角いマークが現れます。
- 再度「Enter」します。
- TIF、GIFも同様です。
- コメント
- LTではオブジェクトを直接イメージファイルに出力できファイルサイズもそんなに大きくないので、施工計画や数量計算書に添付するにはもってこいです。
- モデル空間・ペーパー空間どちらでもOKです。
- マウスでオブジェクトを選択した後で出力すると、選択したオブジェクトだけイメージファイルになります。
□印刷スタイルは「色従属」か「名前の付いた」か
- 印刷スタイルの種類
- 「色従属印刷スタイル」
- 「名前の付いた印刷スタイル」
- 印刷スタイルの切り替え(選択)方法
- ツール→オプション
- 「印刷とパブリッシュ」タブ
- @印刷スタイルテーブル設定
- Aどちらかを選択
- 「色従属印刷スタイル」の特長
- 各色は、色の名前か 1 〜 255 の番号で定義されとって、前述した印刷スタイルを使用して、各色番号毎に線の色、太さ、濃さとか色々決めることができます。
- 普通に新規図面を開けば、このスタイルになってます。
- 「色従属印刷スタイル」の設定になっている時には、印刷スタイル(テーブル)のファイル拡張子は「 .ctb」です。
- 「名前の付いた印刷スタイル」
- 「名前の付いた印刷スタイル」の特長
- オブジェクトおよび画層によって直接割り当てられるそうです。
- 「名前の付いた印刷スタイル」の設定になっていり時には印刷スタイル(テーブル)のファイルの拡張子は「.stb」です。
- この印刷スタイルを使用すると、図面内の各オブジェクトは色とは無関係に印刷されるそうです。
- コメント
- 『かたもん』は、「名前の付いた印刷スタイル」をまだ、一度も使ったことはありません。なので、よく分からないのです。(*_*)
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■余分な項目を消す・ファイルサイズを小さくする・パフォーマンスのちょっと向上 |
□名前削除
- 方法
- この図面は内容の割にはファイルサイズが大きいなと思うことがあります。
- そんな時には、「名前削除」により使用していないブロックや各種スタイルなどを削除することにより、ファイルサイズが大夫小さくなる場合があります。
- ファイル→図面ユーティリティ→名前削除を選択する。
- 名前削除の画面が出てきます。
下の方の「名前削除」ボタンか「すべて名前削除」ボタンをクリックすれば実行されます。
- 各項目を開いて個々に削除する事も出来ます。
- コメント
- ブロックなど多数ある場合は、ファイルサイズが半分くらいになる場合があります。
- 削除された項目は「元に戻る」でも元には戻らないので、最終納品時に実行した方がいいと思います。
- 他のファイルからオブジェクトをコピー・貼付で持ってきた場合には、結構沢山余分なものもくっついてきますので、「名前削除」で消しましょう。
- データのやりとりや図面を開いている時にもPCの負担を少しでも小さくしたほうがいいと思います。
- クライアントに納品する時には必ずチェック→監査でエラー削除した方がいいです。
- エラーがあると場合によってはファイルが突然破損してしまう場合があるので、特に注意です。
□監査してエラーを削除
- 方法
- ファイル→図面ユーティリティ→監査を選択する。
- コマンドラインに「検出したエラーを修正しますか?」とでているので、<N>のまま「Enter」をクリック。
- 検出エラーが「0」の場合はそのままでOKです。
- 検出エラーが「93353」など検出された場合は、そのファイルを「名前を付けて保存」で仮に別名で保存する事をお奨めします。(このファイル、エラーが多すぎ(--;))
エラーによっては修復した場合に、壊れてしまうことがあるからです…注意です。
別名で保存したファイルで修復します。
- 再度「監査」します。コマンドラインに「検出したエラーを修正しますか?」とでているので、y→「Enter」をクリック。
- 全部修復出来ました。
- できれば、「名前削除」と「監査」をもう一度実行します。
なぜなら、修復後に必要のないブロックなどが名前削除で発見されたりすることもあるからです。
念には念をでした。
□見えない余分なオブジェクトを探して消す(線、文字)
- 長さが0の線分またはポリラインを探しだして消す方法
- メニューバーのツール→クイック選択→オブジェクトタイプで線分→プロパティで長さ→演算子[=等しい]→値[0]を選択→OK
- あとはそのまま削除する。
- コメント
- どういう訳か長さ0の線分やポリラインがあることがあります。探し出して削除しましょう。。
□内容が入力されていない文字またはマルチテキストを探し出して消す
- 内容が入力されていない文字またはマルチテキストを探し出して消す方法
- メニューバーのツール→クイック選択→オブジェクトタイプで文字→プロパティで色→演算子[=等しい]→値[ByLayer]→OK
- この図面は例ですが右下の赤枠で内容のない文字がキャッチされました。(オブジェクトプロパティ画面も出しておく)
- この状態で「シフト」を押しながら黄色い範囲をカーソルで囲む。
内容のない文字だけが選択されました→削除します。
- オブジェクトプロパティ画面の内容欄に適当に文字を書き込み、後から削除でも結構です。
(いくつもある場合は、どこにあるか把握するためにやって見るのもいいでしょう)
- クイック選択で選択されない文字がある場合、演算子は[<>等しくない]も選択する必要がある。
- コメント
- なれてくると、探すのがおもしろくなってきたりします。
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